砂漠の神。「恐怖」。
至高神エル El とその妻アシラト Asherah の息子で、偉大な南アラビア (Sabeans, Himyar) の神。
アシュタルはエルの命令によって竜神ヤム Yamm のために王位に就く可能性を失い、さらに太陽の女神シャパシュ Shapash はヤムからの攻撃に注意するよう彼に警告した。彼はシャパシュに自分には地位も宮殿もない、と不満を訴えていた。
バールが死んだとき、アシュタルは王位に就いてバールにとって代わろうとし、彼の母アシラトもそれを支持したが、彼は玉座に座るにはあまりに器が小さく、それはエルによって拒絶された。その代わり、彼は自らに相応しい土地(南アラビア)の国王となった。
アシュタルは嵐の神バール Baal の娘である「霧の娘」ピドライ Pidray に恋し、求婚した。
アシュタルはヘレニズム時代にアシュタルテと融合して、アタルガティス Atargatis (後にアスタロート Astaroth )という女神となるが、これはまた別の神性として扱うべきであろう。
第五の天使がラッパを吹いた。すると、一つの星が天から地上へ落ちてくるのが見えた。この星に、底なしの淵に通じる穴を開く鍵が与えられ、それが底なしの淵の穴を開くと、大きなかまどから出るような煙が穴から立ち上り、太陽も空も穴からの煙のために暗くなった。そして、煙の中から、蝗の群れが地上へ出てきた。この蝗には、地に住むさそりが持っているような力が与えられた。蝗は、地や草やどんな青物も、またどんな気も損なってはならないが、ただ、額に神の刻印を押されていない人には害を加えてもよい、と言い渡された。殺してはいけないが、五ヶ月の間、苦しめることは許されたのである。蝗が与える苦痛は、さそりが人を刺したときの苦痛のようであった。この人々は、その期間、死にたいと思っても死ぬことができず、切に死を望んでも、死の方が逃げて行く。
さて、蝗の姿は、出陣の用意を整えた馬に似て、頭には金の冠に似たものを着け、顔は人間の顔のようであった。また、髪は女の髪のようで、歯は獅子の歯のようであった。また、胸には鉄の胸当てのようなものを着け、その羽の音は、多くの馬に引かれて戦場に急ぐ戦車の響きのようであった。更に、さそりのように、尾と針があって、この尾には、五ヶ月の間、人に害を加える力があった。蝗は、底なしの淵の使いを王としていただいている。その名は、ヘブライ語でアバドンといい、ギリシア語の名はアポリオンという。
[Apocalypse (IX:1-11)]
基本能力値 | 平均 | 属性値 | 身体部位 | 近接 | 発射 | AP/HP | ||||
STR | 6D6+12 | 33 | 移動:4/4(飛行) | 尾 | 01-02 | 01 | 6/7(.33) | |||
CON | 3D6+9 | 19-20 | 耐久力:21 | 腹部 | 03-05 | 02-06 | 6/9(.40) | |||
SIZ | 6D6+12 | 33 | 疲労:53 | 右後足 | 06 | 07 | 6/4(.16) | |||
INT | 3 | 3 | 魔力:10-11 | 左後足 | 07 | 08 | 6/4(.16) | |||
POW | 3D6 | 10-11 | DEX SR:1 | 右中足 | 08 | 09 | 6/4(.16) | |||
DEX | 2D6+18 | 25 | 左中足 | 09 | 10 | 6/4(.16) | ||||
右前足 | 10 | 11 | 6/4(.16) | |||||||
武器 | SR | A% | ダメージ | 左前足 | 11 | 12 | 6/4(.16) | |||
噛み付き | 4 | 95 | 4D3 | 右羽 | 12-13 | 13 | 6/6(.25) | |||
針 | 9 | 80+18 | 1D10+毒 | 左羽 | 14-15 | 14 | 6/6(.25) | |||
胸部 | 16-18 | 15-18 | 8/9(.40) | |||||||
頭部 | 19-20 | 19-20 | 7/7(.33) | |||||||
戦闘: | アキリミの毒の POT はそのアキリミの CON に等しい。 アキリミは尾の針で相手を攻撃し、それが獲物の場合、毒で動かなくなってから噛み付く。 |
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技能: | 運動(+2)、操作(+18)、知覚(-1)、隠密(-11)。飛行(40+2)、隠れる(100-11)、忍び歩き(70-11)、聞き耳(50-1)。 | |||||||||
AP: | 8ポイントのキチン質。胸部のそれはとくに厚く、頭部には冠上の突起があり、それぞれ若干高い。 |