- 七龍策大都督 Archexarch Seven Dragon and Wisdom [Qī Lóngcè Dàdōudū]
- これは全軍の総司令官であり、したがって東方でもっとも賢く、統率力に優れ、闘志あふれる戦士がこの任に就く。
- “龍帝”够敦雅 Godunya, The Dragon Emperor [Lódì Gòudūnyă]
- 够敦雅は“奥帝”とも呼ばれる。それは、彼が帝位に就くまでの何年もの間、彼が生きていたにもかかわらず、何人も彼を知覚することができなかったからである。彼を皇帝に得たことは喜ばしいことであったと、今この地に住む住民の多くが考えている。
(「龍帝」は龍のような皇帝の意。「够敦雅」は甚だしく真心にあふれているの意。「奥帝 [the Hidden Emperor / Àodì] 」ははかりがたい皇帝の意。)
- “忘誉兒”惨叔 Can Shu the Glory of Ignorance [Wàngyùr Căn Shū]
- 彼は現職の忘却王国の都督である。伝えられるところによれば、彼は「黒蓮丹」の輸出によって世界を牛耳り、最終的には太陽神にすらこの麻薬を大量に売りつけてやろうと思っているらしい。
(「忘誉兒」は名誉を忘れた人の意だが、虚名にとらわれない、という好意的解釈も成り立ちうる。「惨叔」は残忍なおじさんの意。「忘却王国 [Kingdom of Ignorance / Wàngquè Wángguó] 」は忘れられた王国の意。「黒蓮丹 [the Black Lotus Dust / Hēiliándān] 」は黒い蓮の散薬の意。)
- “以黙邏”文 Imolo Wen [Yĭmòluó Wén]
- 彼は剣豪であり、およそ100年前、博山道を双頭の化物から救ったことがある。いま彼は名門道場で師事している。
(「以黙邏」は黙して巡察するの意で、「文」はありふれた名前。「博山 [Bóshān] 」は山が多いの意。)
- “偉丈夫”魁恵 Kui Hui the Giant Hero [Wĕizhàngfū Kuí Huì]
- 「大開放」の少し前、およそ40年前のこと、魁恵は酸愁内海に棲み、神橋を破壊した獰猛な荒蝦を退治した。魁恵はあまりにも雄偉な体格をしていたので、[これに報いるに]都督たちは彼の乗馬に象並みの大きさの馬を創造した。
(「偉丈夫」は体格の立派な男の意。「魁」は身体が大きいの意で、「恵」はありふれた名。「大開放 [the Opening / Dàkāifàng] 」は大いなる開放の意。「酸愁 [Suam Chow / Suān Chóu] 」は悲しみと憂いの意。「神橋 [Magic Bridges / Shénqiáo] 」は不思議な橋の意。「荒蝦 [the Lobster Demon / Huāngxiā] 」は伝説上の海老の化物の意。)
- 耀扶訥 Yào Fúnè
- この預言者は、もしすべての者が争いをやめるなら、そのときこそいまや沈んだ酸愁内海の陸地が、かつての栄光とともに再び浮かび上がるだろう、と予言している。彼のカルトの信者は至る所にいて、都督たちの中にもこの教えに共鳴している者たちがいる。
(「耀扶訥」は口下手、すなわち声なき声を助け伝える強い光の意。「酸愁 [Suam Chow / Suān Chóu] 」は悲しみと憂いの意。)
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