グローランサの海流 |
Currents in Glorantha |
グローランサには南北に大陸があり、これらに挟まれて帰郷洋が横たわっている。帰郷洋の中央には「マガスタの渦」と呼ばれる、かつて混沌が穿った奈落へ通ずる大穴が開いており、帰郷洋の海水はみなここへ注ぎ込んで埋めがたい穴を埋めようとしている。「マガスタの渦」は反時計回りに渦を巻いている。 |
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こうした温度差から来る海水の密度差や、「マガスタの渦」の吸引力といった物理的要件のほかに、グローランサには「スラマックの流れ」という、グローランサ世界の外側を周る流れがある。これは「海の父」ザーラマーカの肉体であると考えられている。この流れはグローランサ世界そのものを軸として反時計周りに回っており、したがってグローランサ世界の東端にはこの「スラマックの流れ」に引きずられた南から北へ流れる海流があり、西端にはやはり「スラマックの流れ」に引きずられた南から北へ流れる海流があることになる。 グローランサの南北の気温差は、ジェナーテラ大陸各地の主要作物のあり方から分かるとおり、かなり激しいが、これはグローランサの海流の寒暖ともに大部分が「マガスタの渦」に吸い込まれいることと、二大陸を囲む東西の海に大洋環流がないことから、大洋循環が地球ほど効率的ではないためかもしれない。 |