人と馬の一日の行程距離
Gambæ Hominum et Caballorum
 

交通手段 舗装道路 あぜ道 獣道 未踏地 積載
平地 丘陵 山岳 平地 丘陵 山岳 平地 丘陵 山岳 平地 丘陵 山岳
影響 100% 70% 30% 85% 60% 25% 70% 50% 20% 50% 35% 15%  
徒歩 36.0km 25.2km 10.8km 30.6km 21.6km 9.0km 25.2km 18.0km 7.2km 18.0km 12.6km 5.4km  
騎馬 70.0km 49.0km 21.0km 59.5km 42.0km 17.5km 49.0km 35.0km 14.0km 35.0km 24.5km 10.5km  
三頭立て無蓋四輪牛車 16.0km 11.2km 4.8km 13.6km 9.6km 4.0km 11.2km 8.0km 3.2km 8.0km 5.6km 2.3km  
六頭立て四輪幌馬車 (Waggon) 24.0km 16.8km 7.2km 20.4km 14.4km 6.0km 16.8km 12.0km 4.8km 12.0km 8.4km 3.6km 御者、従者、乗客20人
二頭立て四輪馬車 (Coach) 30.0km 21.0km 9.0km 25.5km 18.0km 7.5km 21.0km 15.0km 6.0km 15.0km 10.5km 4.5km 御者、従者、乗客8人
二頭立て無蓋四輪ラバ車 (Ræda) 36.0km 25.2km 10.8km 30.6km 21.6km 9.0km 25.2km 18.0km 7.2km 18.0km 12.6km 5.4km 家族と家財道具
四頭立て駅馬車 (Stagecoach) 38.4km 26.9km 11.5km 32.6km 23.0km 9.6km 26.9km 19.2km 7.7km 19.2km 13.4km 5.8km 御者、従者、乗客9人
四頭立て郵便馬車 (Mail Coach) 57.6km 40.3km 17.3km 49.0km 34.6km 14.4km 40.3km 28.8km 11.5km 28.8km 20.2km 8.6km 御者、従者、乗客6人
 

 全速力で移動する場合、上記の表の倍のスピードで往くことができる。ただし、CON に悪影響する。
 馬で往くなら、宿駅で馬を換えていけば馬を損ねることなく全速力を保つことができる。また、宿駅を利用して昼夜兼行で往く場合、上記の表の6倍のスピードで往くことができる。
 宿駅は街道沿いに徒歩の一日行程距離ごとにあり、ローマ帝国の街道では、38~53km ごとに宿駅があった。
 急使に使われる馬は、5日に一度、3時間だけしか用いることができず、馬主としては一度で5日分の費用を回収しなければならないため、替え馬は 100 p. にもなる。そのため、急使の運送料は、16世紀で 1 lieu 行くごとに 1 livres かかることとなる。グローランサの単位で言えば、1km 行くごとに 5 p. かかる。すなわち、2昼夜で 400km 先に手紙を届ける場合の費用は 2,000 p. である。
 公式ルールで示されている「急使」は徒歩による飛脚であろう。これだと、400km 先に手紙を届けるのに 12日かかり、費用は 120 p. である(費用は時間計算で、1日あたり 10p.)。この倍を払えば、宿駅ごとに人を替えるか、馬を用いて、半分の時間で届けることができる(6日、240 p.)。

 有蓋馬車には、御者席や屋根の上などに乗客を乗せ、通常の倍の乗客を運ぶことができる。

 速度から細かく値を出したものの、大まかに言って、騎馬は徒歩の倍、軽馬車は騎馬と徒歩の間くらい、馬車は徒歩と同じくらい、大型馬車は徒歩より遅く、牛車で徒歩の半分となる、と把握しておけばいいと思います。